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杉浦日向子 「入浴の女王」
2007-04-09 Mon 18:58

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「わが体には、毛穴の数だけ味蕾がある」


漫画家および江戸風俗研究家であった故・杉浦日向子。
作者杉浦が、"入浴の女王"ことポアール・ムース・M(担当編集者)を引き連れて全国の銭湯を巡り、そして当地の"オノコ"から話を聞くことによって、その当地の"味わい"を探るというルポ的側面を持った一冊。


全国の銭湯といっても地域がやや限定されており、またメインは当地の人々へのインタビュー(主にその街についての歴史や想いなど)なので、純粋な銭湯モノ(?)として読むと、やや不満が出るかもしれない。
まぁ、地域が限定されているのはそれだけ銭湯というものが地域から消滅していることの証明であるかもしれないが・・・


さて、銭湯モノとしてはどうかだが、読み物としては実に面白い!
作者独特の語り口のユニークさもさることながら、江戸時代を"隣人"として現在と地続きに捉える作者の視点は秀逸の一言。
特に第3章の京都編での、"京都から見た東京・東京から見た京都"という視点がユニーク。
生粋の江戸人としては、"東の京"なんてのは屈辱なんだなぁとクスリ。


あと、「入浴タイム」での観察が面白いというかなんというか・・・


「舞妓さんの、おっぱい」
「ちょっと左右離れ気味だが、垂れ乳と称す程のボリュームはない」
「他も両手ぶら、前隠しなし。ガニ股多し。」


などなど、この生々しさったら・・・
とはいえ、この視点もユニークだなぁと。
"裸と裸のお付き合い"なんて言葉は今ではもう聞かれないしねぇ。


マー、しかしこのお方は漫画は当然のごとく、文章も面白いわ。
こんなの書く人なんてそうはいない、亡くなられたのはホント惜しいわ・・・


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入浴の女王
入浴の女王杉浦 日向子

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黄砂がひどいね
2007-04-02 Mon 19:19

まだ時期は過ぎてないけど、今年は花粉症の症状がひどくなかった!
例年どおり、二月頃には症状がひどくなったものの三月からは楽になり、今では症状が実に軽い。


三月頭に東京の方へ行ってたんだけど、そのときから楽になった。
東京の方が花粉飛んでないのかな・・・?
けど、あっちの方が空気が悪いし埃とかも多そうなんだけどなぁ。
まぁ、以前住んでた時に楽になったとかなかったから、たまたま時期によるもんでしょうけど。


で、昨日あたりから黄砂がひどい、上空の方は晴れてるんだけど、低空の方は曇ってる。
その影響か、症状がややひどくなりつつ。
まぁ、季節の変わり目で体調不良もあるので、その影響もあるんだろうけど。


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705NKにて撮影。
そういえば今年はまだ桜を見ていない。
散ってしまう前に見に行かないと。

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寒天みたいな
2007-03-30 Fri 14:15

住んでいるところは田畑が多い田舎なので、周辺を歩くと祠や神社がそこら中にチラホラ。
神社ってのは当然、人が建てたものなので、どういった場所に建ってるのかなど位置関係を調べてみるのも面白い。
特に田舎の、土地開発がされていないような場所だと、それでその土地の歴史が伺えたりするから楽しい。


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蔵福寺島にある川原神社にて。


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立田にある天満宮にて。
手水舎に花の色が染みこんで寒天みたい。
共に705NKにて撮影。




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予想外
2007-03-30 Fri 00:20

先頃、使用していたモニタが故障した。
画面が、ノイズを伴って激しく揺れ、それは調整次第で多少は和らぐものの、とても使える状態ではなかったため、新しいモニタの購入に踏み切った。


無用の長物となったモニタ、置いておくのも邪魔なのでHARD OFFに引き取ってもらうことに。
ジャンク品なので、500円くらいが関の山と思っていたら・・・


「6.500円となります」


えっ・・・えぇっ!?


モノはBenQの19inch。
いや、結構早く故障したから外観はキレイだけど・・・ジャンクだぜ?


6.500円で買い取って・・・いくらで売るつもりなんだ!?


一瞬、動作確認していないのかと思いきや、モニタを見てみると電源と入力端子にコードは入ってる。
一度だけ正常に映ったことがあったが、もしやこのタイミングでっ!?


なんにせよ、ラッキーでした。
ありがとう、HARD OFF!



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高知空港真下にあるトンネル、705NKにて撮影。

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横溝正史 「犬神家の一族」
2007-03-27 Tue 22:00

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「畜生ッ、実に・・・実に、いやな事件です」


ちょっと遅れているが、映画「犬神家の一族」が公開されているということで改めて読み直す。
読み直すと言っても、読んだのはおよそ20年前。
で、読んでみると・・・もう全く覚えていない!
そういった面では新鮮であったけど・・・


今やってる映画の金田一は石坂浩二で、自分は古谷一行で育った世代だから石坂金田一に多少の違和感があったんだけど、改めて本作を読むと、金田一には石坂浩二が一番合ってるんじゃないかなと。
まぁ、それはあくまで原作のイメージという点ですがね。
古谷金田一のもっさり感は味わい深いので、観て面白いのはやっぱ古谷一行だとは思うんですが。
ただ、今回の映画、もう齢60の石坂浩二を起用するのはどうかなぁと。
まだ観てないのでなんとも言えませんが、まぁ、もっさり感が出て案外良いのかも。


さて、内容については・・・まぁ、昭和の話ですわな。
今はこういった感覚が新鮮というより、もう実感しにくい時代になってると思う。
そういった意味では意外と楽しめなかった・・・
ただ、舞台の描写なんかはやっぱ良い感じだし、雰囲気は楽しめますね。
トリックは・・・もう一つ釈然としなかった・・・


ちなみに表紙は76年の映画公開前の。


 

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梅原潤一 「書店ポップ術―グッドセラーはこうして生まれる」
2007-03-26 Mon 23:34

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「たった1枚の紙ですが、その紙(POP)でここまで売り上げが変わる」


まず驚いたのが、こう言っちゃ失礼だが、一書店員が書いた本が結構売れているという事実。
それは、POPというものがいかに重要であるかという裏返しでもあるというわけで、それは書店に限ったことでもないが、放っておくといつまで経っても売れない書籍はなおさらだなぁと改めて実感。


本書に掲載されているPOPは、どれもさっぱりしながらも要点を掴んでる感じで、さすがこれで本を出すだけあって、良いPOP揃い。
自分はPOPが購買動機に結びつくことは稀なので、そのあたりの入り込みは弱かったが。
ま、それは自分が電車を使わない生活だからってのもあるけど。
電車網が発達してる地域に住んでる人の方が、本をよく読んでるでしょうね、おそらく。


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705NKと過ごす日々
2007-03-25 Sun 15:02

携帯電話は"持たない派"であったが、必要に迫られたことと、この機種―SoftBank 705NKに惚れ込んでしまったため先月、遂に購入してしまった。


よほどコンパクトで無い限り、日常的にデジカメを持ち歩くのはツライ。
また、コンパクトであっても毎日必ず撮るわけではない。
そう考えると、デジカメより、"デジカメに近い携帯"というのがベストという結論。


さすがにデジカメには劣るものの、日常のスナップ撮影には充分なスペック。
巷で言われているように、少々発色にクセがあるが、これは飼い慣らしていきたいところ。


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高知市介良の朝峯神社にて。

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蛭子能収 「ヘタウマな愛」
2007-03-25 Sun 14:37

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「映画に出会った。マンガに出会った。そして女房と出会った。」


漫画家でありタレントでもある蛭子能収のエッセイ。


世間では、"ヘンなおじさん"という程度の認識が多くを占めるであろう蛭子さんだが、漫画史において類を見ない個性を持った漫画家であり、また、氏が持つ独特の倫理観、たとえば「人が死ぬと笑ってしまう」というような"アブナイ"人間性は、怖いモノ見たさ的な興味というか、一体どういう人間なんだと思ってしまうところだ。


とはいえ、そんな蛭子さんにも人間的―というと失礼だが愛妻家という、氏が持つ倫理観と相反するような側面があったことはよく知られていること。
本書は、01年に逝去した貴美子夫人との想い出を、氏の青春時代から遡って綴られた自伝的な側面を持つエッセイ。


文筆家ではないし、そもそも本業の漫画ですら一般的な文法とはかけ離れたスタイルを持つため、なんというか読みやすい文章ではなく、"書き殴った"といった印象の一冊だが、それが氏の、そして夫人との歴史を生々しく捉えている。


特に印象的なのが、第3章「長崎の青春、東京の挫折」から第5章「エビス家引越物語」までのくだり。
"のぼせもん"として上京したものの、現実に打ちのめされる失意の日々、そんな中、故郷での顔見知りだった夫人との邂逅。
二人の出会いから子供が生まれるまで、そして商業漫画家としてデビューする33歳までの日々を綴ったくだりは、TVでは見られない蛭子さんの"生の顔"を見ることができる。


ただ、その平凡さが面白いものの、そもそも氏に興味を持っていない人には単なる平凡なエッセイという風に映ってしまうかもしれない。
また、「近所の裏山に行き、そこで思わずエッチをしてしまった」という、氏と夫人の"初体験"を綴ったくだりなどは、やはり氏に興味を持っていない人には引かれてしまうかもしれない。
個人的にはそういった部分がリアルで面白かったのだが・・・


「もしも人生をやり直せるとしたら、俺は、時計の針を30年前に戻したい。
 そして、もう一度あの三鷹台のアパートに帰りたい。
 24歳の俺と22歳の女房に戻って、ゼロから出発したい。」


氏の倫理観では、現在の"成功した"と思える日々より、何も無かったけど夫人と過ごした日々の方が重要なんだろなぁ。
平凡だけど、温かい一冊です。


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